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山梨中央銀行にて「重要情報シート作成サポート」「交付文書閲覧機能」採用に伴い、
目論見書等の簡易交付運用を開始

ニュースリリース

2022年10月20日

株式会社NTTデータ エービック

株式会社NTTデータエービック(本社:東京都港区、代表取締役社長 大谷 温仁、以下「当社」)の提供する重要情報シート作成業務に関するBPOサービス「重要情報シート作成サポート」、重要情報シート等の閲覧に関する「交付文書閲覧機能」が株式会社山梨中央銀行(以下「山梨中央銀行」)に採用されました。
山梨中央銀行では、2022年9月より上記サービスの利用を開始しました。

山梨中央銀行では以前より、顧客本位の業務運営を実現するために重要情報シートの活用を検討されておりました。また、目論見書や目論見書補完書面の管理について大きな労力がかかっておりました。
今回、「重要情報シート作成サポート」「交付文書閲覧機能」の採用により、投資信託に関連する重要情報シートの作成・更新を当社に委託するとともに、顧客への目論見書・目論見書補完書面の現物交付を行う代わりに重要情報シートを交付し、目論見書等の簡易交付を実施いたします。
併せて、当社が山梨中央銀行に提供している投信情報サービス Web Asset Manager へ重要情報シートを自動連係し、更新・管理を行います。

背景

金融庁では、2017年に「顧客本位の業務運営の原則」を制定し、2021年8月には金融審議会「市場ワーキンググループ」において、顧客のライフプラン等を踏まえた業横断的な商品の提案及び、商品提供後の適切なフォローアップの実施が必要と報告しています。
その中で、各商品のリスクや手数料、利益相反等の様々な金融商品の情報を比較でき、お客様にとって分かりやすい情報提供フォーム「重要情報シート」の導入が提言されました。

しかし、重要情報シートは商品毎に作成・メンテナンスが必要であり、商品組成業者や販売金融機関にかかる負担が増加するため効率的な対応が求められます。 また、現場ではこれまで交付していた目論見書・目論見書補完書面に加えて重要情報シートも交付しているケースが多く、現場の負担が増しています。
この課題の解決をすべく、当社は重要情報シート関連サービスとして「重要情報シート作成サポート」「交付文書閲覧機能」のご提供を開始いたしました。

目論見書等の簡易交付について

山梨中央銀行では重要情報シートを交付することで目論見書等の簡易交付を実施しています。 同行では、投資信託を購入希望のお客様に、重要情報シートを用いて商品の概要を比較説明のうえ、当該シートに記載されているURL・QRコードから表示させた目論見書・目論見書補完書面を用いて具体的な商品説明を行います。
そのうえで、最終的には購入商品の重要情報シートを交付することで目論見書等の簡易交付を実施しています。

簡易交付は過去5年分の書面の履歴管理が必要となり、これを「交付文書閲覧機能」で実現します。
※目論見書・目論見書補完書面の現物交付を希望されるお客様には別途対応いたします。

目論見書等の簡易交付イメージ

図1  目論見書等の簡易交付イメージ

「重要情報シート作成サポート」「交付文書閲覧機能」の概要

当社は、銀行の投信窓販・保険窓販の解禁時点から預り資産業務支援を目的としたシステムを提供しており、長年にわたる専門的な業務知識とノウハウの蓄積があります。
「重要情報シート作成サポート」「交付文書閲覧機能」は、販売会社による顧客本位の業務運営に必要不可欠な重要情報シートの作成と目論見書等の簡易交付をサポートいたします。

「重要情報シート作成サポート」の利点

  • ワークフローツールで管理された作成フローを実現しているため、商品組成事業者や販売金融機関側での負担が大幅に軽減されます。
  • 重要情報シートに記載する情報は、商品組成事業者の設定箇所と販売金融機関の設定箇所を分け、商品組成事業者からの情報は当社が設定します。販売金融機関設定箇所の質問事例と回答例の設定サポートも実施いたします。
  • 別サービスとして提供しております投信情報サービス Web Asset Manager をご利用の場合、重要情報シートに掲載する目論見書の更新を当社で代行いたします。また、重要情報シートの Web Asset Manager への掲載も可能となります。
  • 重要情報シートの投資信託の収益率は「毎月」当社で更新いたします。
  • 重要情報シートの標準テンプレートは当社にてご用意させていただきます。

「交付文書閲覧機能」の位置づけ

「交付文書閲覧機能」は、重要情報シートサポートサービス「重要情報シート等電子交付/交付文書閲覧」の3つの機能のうちの1つで、単体でご契約いただけます。

重要情報シート等電子交付/交付文書閲覧

図2  「交付文書閲覧機能」の位置づけ

「交付文書閲覧機能」の利点

  • 当社で作成した重要情報シートをインターネット上で閲覧できるサイトに自動でアップロードし、更新を行います。
  • 重要情報シートだけでなく、目論見書、目論見書補完書面についても自動で更新を行います。
  • 重要情報シート、目論見書、目論見書補完書面のサービス導入以降分について、過去5年分の履歴を閲覧できるようにします。
  • 目論見書等の簡易交付をサポートします。

その他重要情報シート関連サービス

当社では「重要情報シートサポートサービス」として、「重要情報シート等電子交付」もご用意しております。これは重要情報シート等を顧客にSMSで電子交付する機能です。
また、重要情報シートをHTML形式で表示できる「重要情報シートWEB版」や、業法を横断して商品を比較することができる「業横断商品選定ツール」を企画推進中です。

当社では、これら重要情報シート関連サービスを金融機関が顧客本位の業務運営を進めるための重要サービスと位置づけ、金融機関の業務効率化・本業への集中を支援するため、最新技術によるレベルの高いサービスを継続的に提供してまいります。

ABIC ASSET CLOUDサービスイメージ

図3  重要情報シートサポートサービス

Web Asset Managerの概要

「Web Asset Manager」は金融機関が自身のホームページでお客様向けの投信情報サービスを提供する際、そのシステム機能と情報更新をASPとして代行するサービスです。 地方銀行を中心に現在約80ユーザーに様々な投信データ配信をご提供しています。
重要情報シートサポートサービスとの親和性が高く、多くのユーザーにご採用いただいております。

目論見書・締結前交付書面更新サービス

当社が配信する目論見書はIB投信(AnserParaSOL)の投信購入注文の際に利用されています。当社内で確立された業務手順に従い、安定的な管理・運用を行っております。IB投信で求められる水準の目論見書管理体制で重要情報シートに記載する目論見書の管理を実施いたします。

Web Asset Manager は金融機関のお客様に直接ご利用いただくというサービスの性質上、情報の正確性や信頼性には強いこだわりを持ってご提供しております。
サービスの向上を心がけるとともに、システムセキュリティ面においても堅牢性を確保することで、お客様に安心して安全にご利用いただけるよう、これからも日々努めてまいります。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ エービック 金融サービス推進部
電話番号 03-6435-5980 受付時間 9:00~17:00(土・日・祝日を除く)